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特集記事

キャラクターとストーリー


あるブライダル関係者との会話 つづき

三澤「ブライダル業界の方は先にストーリーを作ってしまうことが多いんです。」

関係者「ストーリー?」

三澤「ストーリーと言うよりテンプレートといった方がわかりやすいかもしれません。 自分たちの中で正解を作ってしまうんです。

ストーリーを作れば、商品として分かりやすくて売りやすいんです。 でもストーリーを作ってしまうと、そこに出てくる人たちは予定された正解に向かって演技をはじめてしまうことが多いんです。」

関係者「ああ、何となく感じています。演技させてしまっていること。 それが、やらされ感に繋がるのですね。」

三澤「私が実際の自宅で花嫁さんの撮影をしている時、こちらのストーリーを相手に求めることはほとんどないんです。 お父さんとか緊張しているときは多少はちょっかい出しますが、そこにいる家の人たちのそれぞれのキャラクターにまかせることが多いのです。そのため時間通りに行くことはほとんどありませんが。 お母さんのキャラ、お父さんのキャラ、姪っ子ちゃんのキャラ、お姉さんのキャラ、それにまかせていくと勝手にストーリーが出来上がっていきますから。」

関係者「二人のキャラはいいのですか?」

三澤「気付きましたか(笑)

この撮影、実は主役は家の人たちなんです。 感謝するなら主役は感謝される側ですよね。それと同じです。」

関係者「あ、主役が二人になっていました。」

三澤「みんなが喜んでくれるから、花嫁さんもうれしい。 花嫁さんが喜んでるから、みんなもうれしい。 そんな現象が起きることを期待しているのです。」

つづきは執筆中


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